『巨大深海生物の謎を解く』三宅裕志著を呼んでいると、

「アレンの法則」と「ベルクマンの法則」というのが出てきました。

初めて聞く言葉で、紹介してみたいと思います。この本によると、「アレンの法則」とは、

・恒温動物における同じ種あるいは近い種で、寒い地域に生息する生物ほど、体から突出している部分(耳や鼻など)が小さくなるという法則です。

恒温動物にとって体温の低下は、死活問題となります。寒い地域では熱を奪われないように、冷たい外気に触れる体の表面積をできるだけ減らす必要があるのです。

とあります。

「ベルクマンの法則」とは、「アレンの法則」とは真逆で

・北半球の恒温動物における同一種あるいは近縁種で、寒い地域に生息する生物ほど、体が大きくなるという法則です。

例にあげると、

寒い地方に生息するホッキョクグマは、温かい地方に棲むツキノワグマやマレーグマより体長が大きい。

いろんな法則があるものです。

ほかに「島の法則」というのもあるらしいです。

・小型のものは大型化する傾向にあり、大型のものは小型化する傾向にあるという法則。

主に陸上生物に当てはまるようです。

生物の世界ではいろんな仕組みがあるようです。