雨に打たれて露天風呂③安楽温泉「鶴乃湯の巻」
2015年7月11日 (土) 雨
雨の降らない日が3日続いたがまた今日は雨である。台風9号の影響であろうか?
今日はお昼を霧島市国分の「そば屋 吉」で食べた後に、安楽温泉の「鶴乃湯」に入ることにした。久しぶりの「鶴乃湯」である。
この温泉は、安楽温泉の中にあり県道223号線と霧島川に挟まれた小さな温泉である。受付でお金を払うと階段を降りていくと内風湯、打たせ湯、蒸し風呂、露天風呂がある。道路よりも下にあり霧島川が眼下に見える眺めのいい温泉だ。
霧島川は雨が降ったので茶色く濁っている。
ときには白鷺が川にいて獲を漁っている姿を見ることができる。
湯量が豊富で源泉かけ流し。私のお気に入りの温泉である。メタケイ酸を多く含み美肌効果があるという。私の長男などは顔に吹き出物ができていたがこのお湯に浸かったら治った喜んでいる。
それ以来この温泉の虜になった。大阪から年に2度ほど帰ってくる度にこの鶴乃湯に入りに行く。宮崎の大学に通っている三男も我が家から宮崎に帰る際、ちょいと遠回りしてこの鶴乃湯に入ってから帰って行くのである。
私が入った時刻は午後1時過ぎ、先客が独りだけいたが出てしまい私だけの貸切湯となった。
一人でゆったり入る温泉は贅沢である。露天風呂には雨が落ちてくる。雨に打たれながらの温泉もいい。
打たせ湯で体をほぐし、露天風呂に入る。そのあと水風呂に入り内湯、そして蒸し風呂と好き勝手にできる。
1時間ほどで上がる。
脱衣所で着替えていると、お客さんが入ってきた。
「貸切湯ですよ」
と声をかけると、
「この辺の方ですか?」
と・・・。
「姶良市からです。車で30分ほどで来ますよ」
と返すと、
「宮崎の綾町から来たんだよ。宮崎はいい温泉がなくてね」
「朝も入ったんだよ」
と人の良さそうなおじさんが話しかけてくる。
湯治客らしい。話している間に続けて入ってくるお客さんがいる。連れのお客さんらしい。
遠いところからこうして安楽温泉の鶴乃湯に入りにくるということは、口コミで
「いいお湯だ」
というのが広がっているのであろう。