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食が豊富な現在においてどうしても食べ過ぎてしまうという方が多いと思います。

そんな時にいいのが「おかゆ」

おかゆと言えば、病後に徐々に体を慣らせるために食べますよね。筆者の境野さんはそうではなくて常時おかゆを食べているようです。表紙を含めイラストがふんだんに使われて読みやすい構成になっています。

この本を読んで作ったのが「玄米がゆ」

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私が作ったのは玄米1合で水が足りなくなりそうになると継ぎ足していく方法です。

この玄米五分がゆの作り方は

「玄米五分がゆ」

【材料】 ・玄米半カップ(90g) 水2カップ半、塩少々

【作り方】 

① 玄米はさっと洗い、水2カップ半に2時間以上つける。

② 圧力鍋で炊く。初めは強火、おもりがシュンシュンと揺れ出したら弱火にして約25分炊き、火を消して蒸らす。圧力が完全に抜けたら、フタを開ける。

③ 塩をかけ、よくかんで食べる。

とありました。私は普通の鍋で炊きましたが、50分近い時間がかかりました。弱火でじっくり炊きましたよ。

境野米子さんは「おかゆ食のすすめ」の中で、おかゆの効用を次のように述べています。

✔ 手軽に作れて、胃腸に負担がかからない。・・・快便効果が得られる。

✔ ちょとと疲れたときに

✔ 様々なストレスを感じたときに

✔ 滋養があり、腹持ちもいい

✔ 食欲がないときに

✔ 赤ちゃんや子ども、高齢者にも喜ばれる

私の「おかゆ」にまつわるエピソードを綴ってみましょう。

次男が大分の大学に進学が決まり、アパートを探しに2月に大分にいったときのことです。アパートも早く決まり、大分から高速バスで鹿児島へ向かいます。大分を夜の11時すぎに乗り、鹿児島空港南では朝方5時くらに着きます。

朝方5時前、鹿児島空港南のバス停に着。鹿児島空港南のバス停から空港まで10分ちょっとでしょうか。歩かなければなりません。私のほかにバスを降りた若者がいます。

大分から乗った学生さんでした。

空港までのわずかな道のり、話をしながら二人で歩きました。空港についても朝の早い時間ですから開いていません。寒い中、足湯がある付近のベンチで腰掛けながら二人で話をしました。

話をしていると中国へ留学したいので一度郷里の徳之島へ、おふくろさんに会ってから中国へ行くとのこと。お父さんが2、3年前に亡くなり、お母さんひとりで自分と妹を育てているとのこと。

無理して大学に行かせてくれと頼んだので自分でも学費や生活費を捻出するためにアルバイトをしているということ。

自炊生活でもお米を買うのが高いので、なんとおかゆを炊いて食べているという話をしてくれました。あれから5年くらい経ちましたがあの青年は中国に留学に行ってから、今ごろどこで何をしているだろうとこの本を手にとったときに思い出しました。

おかゆは生活費も楽にしてくれます。おまけに身体にもいい。暇を見つけては作って食べてみようと思います。