kyodai150221

ここ2,3年、深海に棲む生物が打ち上げられて話題を呼んでいますね。この本を手にとった時に、深海に棲む生き物ってどんな餌を食べているのだろうと疑問がありました。

<この本を読んで分かったこと>

・陸上に生育している植物は、光を利用して光合成をしているが、深海にある細菌は海底から噴出する硫化水素を利用して「化学合成」をしていること。

・人間には有毒である硫化水素を吸っても生きていけるハオリムシという魚がいる。

・海のおにぎりのおかげで深海生物は生きていける。海のおにぎり「マリンスノー」は、植物プランクトンが老化して不活性化すると密度が高くなり沈んだものです。これを深海生物は餌にしている。

・死んで海底に沈んだ鯨も深海生物の餌になる。

<第1章> 深海生物が持つ底なしの魅力

<第2章> 母なる海に適応する深海生物

<第3章> ダイオウイカは無限に巨大化し続けるのか?

<第4章> 深海生物が食べる「マリンスノー」とは?

<第5章> 深海生物は「一匹オオカミが」が多い?

<第6章> 深海生物は天然のイルミネーション!

<第7章> 未来の深海生物

【著者】 三宅 裕志著

【発行日】 2014年10月2日

【発行所】 C&R研究所

【定価】 1500円+税