『みちづれの猫』唯川恵著を読む
2023年8月25日(金)
今日の姶良市の天候は曇り。
お昼ごろ、すごい雷が轟いたものの雨はそれほどでもなかったです。
先日、姶良中央図書館で借りてきた唯川 恵著『みちづれの猫』を読みました。
私は猫は苦手です。
猫よりは犬の方がいいのです。以前犬を飼っていたこともあるのですが猫は、ちょいと苦手です。
でもこの唯川さんのこの本を読んでいるうちに猫は、人間の心理を読み解くことができる貴重な存在だということに気がつきました。
猫は犬より静かで何を考えているか分からないことがありますが(私の独断と偏見)意外と人の心を読み解いているのかとこの作品を読んで感じさせられました。
七つの短編があるのですが、どの作品も猫が絡んでいるのです。それも猫のお陰で生きがいを見出したり、悩みを解決してくれたりと人に寄り添う猫の姿がありありと描かれています。
著者の唯川さんは、『肩ごしの恋人』で第126回直木賞を受賞されています。1955年石川県金沢市生まれです。
この『みちづれの猫』は2019年の作品です。
⚫️ ミャアの通り道
⚫️ 運河沿いの使わしめ
⚫️ 陽だまりの中
⚫️ 祭りの夜に
⚫️ 最後の伝言
⚫️ 残秋に満ちゆく
⚫️ 約束の橋
の7つの短編から構成されています。