息子が食べた「タイ料理」
野山の恵みを暮らしに取り入れる『野山の名人 秘伝帳』
『野山の名人秘伝帳』 鹿熊 勤著です。
野山の恵みを暮らしに取り入れ豊かな暮らしをする山村の生き方を紹介しています。
<食べる・楽しむ・自然の恵み>では、
・メープルサップ
・ワラビ採り
・ゼンマイ採り
・松葉サイダー
・ウナギ漁
・スガレ追い
・モクズガニ漁
・クルミ拾い
・キノコ採り
・自然薯掘り
・葛根掘り
・山塩
<ぬくもり伝える、手作りの名人・名品>では、
・きみがらスリッパ
・漆掻き
・しょうぎ作り
・野鍛冶
・籠・漁具作り
・石臼作り
・道芝のわらじ
・松煙墨
・シュロ箒
・神楽面掘り
といろいろ紹介しています。
全国北は青森から南は宮崎県まで歩いて職人の手仕事や農山漁村の暮らしを紹介しています。
私が面白かったのは、「スガレ追い」です。70歳を過ぎた男性たちが少年のようにスズメバチの仲間であるシダクロスズメバチに目印をつけて追いかけ、最後には土の中にできた蜂の巣を掘り当てる。
巣の中の幼虫を取り出し酒の肴にして「スガレ追い」の話に花を咲かせる。
「スガレ」を飼育までしている方がいるというから驚きです。
鹿熊 勤さんが「はじめに」で書いている「おばあさん仮設」なるものもおもしろいです。
人類の女性には閉経という現象があり、子を産まなくなってからの生存期間がかなり長い。おばあさんが自分の子や孫の世話を買って出たがるのは、出産・子育て後も献身を続けることによって一族の生活が安定する、つまり自分の遺伝子をより残りやすくするための本能であるという。
興味深いのは、おばあさんが甲斐甲斐しく世話をする過程でさまざまな知恵や技が蓄積を重ねる形で伝授され、人類はより生存力を高めることができた。
つまりおばあさんの豊かな経験知が原動力になってきたという論である。
う~ん。実にあたっているという思い読むことでした。
ダンギクの花の蜜を求めて蜜蜂と蝶がやってきて賑やかです
2014年9月23日 秋分の日
夕方、5時ごろ。庭先のダンギクの花の蜜を吸いに蜜蜂とセセリチョウの仲間がやってきて賑やかです。
今夜の塒を探す前にたっぷりと蜜を吸おうとやってきたのでしょう。
動画でお楽しみください。
サニーレタスの苗を植える
冬に備えて我が家でも食べられるのを植えようとサニーレタスの苗を買ってきました。
連れ合い曰く
「普通のレタスは収穫したら、もう食べられないけど、サニーレタスは葉をむしっていけば次々と食べられるわ」
と・・・。
ナフコで1本50円でした。
我が家はナメクジが多いのでナメクジの食害にあわないように注意しないといけません。ナメクジの薬も買ってきたらよかったでしょうか。
野菜に薬は巻きたくないしね。しばらく様子を見てみようと思います。
ナメクジはプランターの水抜きのところに入り込み、そこを住処にしてしまったらおしまいです。
<追記>
2013年9月30日 植えて1週間後のサニーレタスです。ナメクジやカタツムリの食害にも合わず、1週間で随分と大きくなりました。
<追記> 2014年10月22日 のサニーレタスの様子です。
また新たにプランターに新しい苗を植えました。
「湯之平展望台」から見る桜島
天気が悪いというのに連れ合いと出かけました。
今日は最近行っていない桜島に行ってみました。雨が多いので姶良から見る桜島は雲海がかかっていてすごく幻想的な風景です。
姶良から10号線を敷根で右折して、ひたすら県道220号線を南下します。垂水の道の駅で一回下車して、店内を見て回ります。
桜島の大橋を過ぎてすぐ右折して、埋没鳥居を見て次に「湯之平展望台」を目指します。
湯之平展望台は飛び石連休で県外の「わ」ナンバーもたくさん見えていましたよ。
湯之平展望台から見た桜島。右側は南岳煙を噴いています。
次は展望台から見た開聞岳です。
遠くに開聞岳が頭を出しています。
次は展望台から見る鹿児島市吉野方面です。
夕方は用事があるので早々と帰ってきました。
参考までに薩摩富士と言われる「開聞岳」の地図も掲載します。
【南岳】 標高1040m
山頂に直径700mの火口がありその内側に二つの小火口を擁する。山頂火口から半径2km以内は警戒区域に指定され、立ち入り禁止となっている。
wikipediaより
クマツヅラ科のダンギクが咲き始めました
まえがきを息子さんの立松心平さんが・・・『百姓探訪』立松和平著
家の光協会から出版されている『百姓探訪』
立松和平さんが急逝したため息子さんの作家である立松和平さんが前書きを書いています。立松和平さんが亡くなってから出版された本です。以前読んだことがあったのですが、再度読んでみました。
田舎の地方の暮らしを見つめてきた立松和平さんの生き様を息子さんの心平さんも共感して、南西諸島の石垣島でさとうきびの伐採作業を体験しています。父の生き方が息子にまで影響を与え作家になったといっても過言ではないでしょう。
この本では、
① 大分県由布市・・・酪農家夫婦の始めた農家レストラン
② 北海道別海町・・・都会での生活を捨てて酪農を目指す若者のこと。
③ 島根県益田市・・・メロンつくりに励む人々。
④ 広島県安芸高田市・・・中山間地域で農業を事業として成立した7人の侍の話。
⑤ 静岡県磐田市・・・チンゲンサイに取り組む母ちゃんたちの取り組み。
など全国を巡って農に取り組む人々の生き方をルポしています。そのほかにもいろいろ紹介されています。
彼岸花が咲いています日南市坂元棚田
先日、宮崎県日南市に行ったときに撮影しました。白い彼岸花です。白というよりクリーム色に近いでしょうか。
赤い色の彼岸花が在来種ですが、黄色や白色のは改良種でしょうか。一般的に赤い色の彼岸花は「幽霊花」といって民家の庭先に植えるのはよくないのだそうです。
中国原産
【ヒガンバナ科ヒガンバナ属】
鱗茎は有毒ですが、中国では飢饉のときに鱗茎を砕き水に何回も何回もさらして食べていたようです。
【別名】 マンジュシャゲ(曼珠沙華)
【増え方】 種子はできず、鱗茎で繁殖する。
【撮影地】 宮崎県日南市坂元 「坂元棚田」
【撮影日】 2014年9月16日
地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす『幸福な田舎のつくりかた』
『幸福な田舎のつくりかた』金丸 弘美著です。筆者は「食環境ジャーナリスト、食総合プロデューサー」の肩書きを持ちます。全国1000箇所の農山漁村を訪問して食育や食のワークショップの企画を多く手がけた方です。
紹介されている直売所などは、次の通りです。
① 庄内映画村(山形県鶴岡市)
② 阿蘇一の宮門前町商店街(熊本県阿蘇市)
③ 道の駅 萩しーまーと(山口県萩市)
④ 四万十ドラマ(高知県四万十町)
⑤ 高知県おもてなし課(高知県)
⑥ JAおちいまばり さいさいきて屋(愛媛県今治市)
⑦ JA雲南(島根県雲南市)
⑧ 野菜くらぶ(群馬県昭和村)
⑨ 南信州観光公社(長野県飯田市)
事例をもとに書かれているので読みやすいです。
「人を呼び、経済をまわす田舎力」として田舎でもいいものをしっかり作れば、人が集まり、若者がやってきて地域に小さいながらも経済が巡り、雇用も生まれる。
宮崎県日南市の小松山の麓に広がる日本棚田百選「坂元棚田」
昨日は、連れ合いと姶良市から宮崎県の日南市まで行ってきました。別にどこに行くとというあてもなく地図帳を開いたところに行こうということで決めました。
姶良から国道10号を通って岩川、志布志と車を進めます。
日南市の手前で田んぼのあぜ道でお弁当を食べてから、移動。
途中、「道の駅 酒谷」でパンフを見ていたらすぐ近くに「坂元棚田」があるということが分かりました。
道の駅から右折して坂元集落まで3kmの道のりです。
ここの棚田は、昭和3年から昭和9年にかけて開墾したようです。当初206枚もの棚田ができあがりました。今では耕作する方が減ってきたようですが、それでも稲穂が垂れている棚田には今でも多くの方が訪れるようです。
棚田の手前にはお客さん用の駐車場まで設置されています。
棚田の畦にはちょうど彼岸花が咲き始めていました。
棚田を下から見るとなかなか段差が感じられません。
田んぼに水を引き込むための水路は、縦に一直線に流れ込むように造られていました。
小松山の上流から水を引き込んでいます。
ここ坂元棚田は、展望所も設置されていて、遠くから棚田を見ることができるようになっています。
水路の様子を動画でご覧ください。